ElecHive 自作 Fast Charger 準備編

もう皆さんは ElecHive は購入しましたかね。私も購入したので今から到着が待ち遠しいです。そんな ElecHive ですが、本体の価格に対して高速充電器の値段が高すぎる気がするんですよね。600Wタイプが約2万円、1250Wタイプだと約3.5万円ですよ。しかも、アップグレード価格なので、240Wタイプが欲しい人は追加購入が必要とのこと。それだったら最初から付属している240Wタイプのものがあれば良いので、私はオフィシャルの高速充電器は購入しませんでした。その代わりに安い電源をAliExpressで調達して自作することにしました。
目次
1500Wスイッチング電源の選定
1500W級の電源の完成品となるとさすがにそれなりに値が張ります。オフィシャルの方が安く感じますが、スイッチング電源をパーツとして購入して組み立てれば安く作れるはずです。
ところで、オフィシャルの高速充電器は 1250W なのに何故、1500W級のスイッチング電源を選ぶのかと言うと、AliExpressでスイッチング電源を探していると次の文章を目にしたからです。

(和訳)ヒント:電源の寿命を延ばすために、使用するときは全負荷を使用しないでください。定格電力の場合、使用電力は80%にすることをお勧めします。
例:電源のラベルは500W、使用電力は次のようになります:500W * 80%= 400W
要するに「製品を長持ちさせるためにはスペックの8割程度に抑えて使ってくださいね!」と言うことなんですね。1500Wの8割が1200Wなので、オフィシャルの1250Wに近いので1500Wを選びました。もちろん2000Wでも3000Wでも問題ありませんが、高価で本体のサイズも大きくなります。
私が選んだのは AliExpress ZJIVNV Official Store の 最初の画像のこちらの製品です。仕様は 入力=110V 出力=48V 31A を選びました。電圧は数%の範囲でトリマで微調整が可能です。これで少し電圧を上げて30A以内で運用する算段です。
スイッチング電源の完成イメージ


15mm厚のパイン集成材を使ってケースを作ります。正面には電源スイッチを取り付ける穴とACケーブルとDCケーブルを通す穴を開けます。下面は上面より2センチ縮めて前方から空気が出入りできる溝を設けます。背面はファンが2個あるのでカバーはしません。上面にはDCマルチメーターを付けて使用状況をモニターできるようにします。また、購入した材料のリストは以下の通りです。いろいろと購入したので2万円ほどになりましたが、単純にスイッチング電源とアンダーソンケーブルだけを買うなら1万円で作れます。
※アンダーソンコネクターの種類は扱うアンペアに合わせて数種類あります。今回は30Aのものを用いましたが、現物が届いてサイズが合わなかった場合は45Aのものを使う予定です。

次回は実際に制作してみたいと思います。